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後天性の眼瞼下垂の特徴をピックアップ。若くして発症する原因や治療方法、病気に関する注意点などを紹介しています。
生まれつき症状がある先天性に対して、徐々にまぶたが下がってくる状態を後天性眼瞼下垂と言います。歳を取って目が小さくなったり、若くても急にまぶたが重く感じる場合などは、眼瞼下垂の疑いがあるので注意が必要です。
後天性の眼瞼下垂は、「腱膜(けんまく)性眼瞼下垂」と「その他の眼瞼下垂」の2つに分類できます。
引用元:高山眼科
http://www.takayamaganka.com/usr/pc/symptom15.php
腱膜性眼瞼下垂は、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)と瞼板(けんばん)の接合部分が伸びたり、ゆるんだりすることで、瞼板を上手く持ち上げることができなくなってしまう状態です。その結果、まぶたが開きづらくなってしまいます。
腱膜性眼瞼下垂の原因としては、挙筋腱膜が薄くなったり、断裂したり、瞼板との付着部分が離れてしまうことなどが推定されています。腱膜性眼瞼下垂は、加齢やコンタクトレンズ・花粉症やアトピーなどで目をこすることにより生じるとされています。近年、ハードコンタクトによると思われる若い人の膜性眼瞼下垂が増えていると言われています。
このように主な原因は、老化による筋力の低下と極度なまぶたへの負担があげられます。いずれの場合も、目を開くための筋肉(眼瞼挙筋)と瞼板とをつなぐ腱膜がゆるむことで、徐々に症状が現れることが多いようです。放っておくと、肩凝り、頭痛、視力の低下などにもつながるので、先天性と同じく、なるべく早めに治療を受けるように心がけましょう。
また、若くして眼瞼下垂になる場合は、パソコンなどによる目の酷使、ハードコンタクトの長期利用、アレルギー疾患やメイクなどによる、まぶたを直接こする行為などが影響していると言われています。普段からなるべく目(まぶた)に負担をかけないよう心がけることで、眼瞼下垂の予防にもつながります。
後天性眼瞼下垂の場合は、腱膜性眼瞼下垂以外としては、以下のようなものがあります。
治療法は、原因である挙筋腱膜のズレを修復する手術が一般的です。
まぶたの外側から切開するもの、内側から行うものなど種類はさまざまですが、最近では切らない手術(まぶたの内側から糸で修復する)もあるので、より気軽に治療に取り組むことができます。
一方、動眼神経麻痺、重傷筋無力症、ホンネル症候群のように、まれに神経の異常によって眼瞼下垂が起こることもあります。その場合、充血、無発汗、呼吸困難などさまざまな症状を伴うことがあるなので、早期の治療が必要です。
数年間かけて徐々に症状があらわれる後天性の眼瞼下垂は、自分では気付かずに症状が悪化しやすいのも特徴です。
実際に症状が出ていても、眉毛を上げたりアゴを引くことで自然と補おうとするため、よりわかりづらくなります。その結果、額のシワが増えたりお顔の印象を悪くしている場合もあります。
最近では、病院や眼科で受ける保険適用範囲の手術(眼瞼下垂と診断された場合)のみではなく、美容外科で見た目を重視した眼瞼下垂の治療が受けられますから、見た目の印象を変えたい方は、ぜひ気負わずに一度カウンセリングに行かれてみてはいかがでしょうか。
日本美容外科学会専門医
院長:真﨑信行
初診料 tel: 03-5428-4225 |
5,500円 |
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日本美容外科学会専門医(JSAPS)
院長:池本 繁弘
初診料 tel:03-3272-5666 |
2,200円 |
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※眼瞼下垂料金は2022年3月10日時点の料金です。
調査基準・定義※1:2019年5月27日時点で美容医療の口コミ広場の掲載情報を参照。眼瞼下垂治療を受けた方が書いたレポート評価☆3以上、投稿口コミ件数100件以上、クリニックの総合満足度☆4.3以上の条件のもと、東京にある美容クリニックを調査。その中から院長が施術を担当してくれるクリニック3院を紹介します。このサイトにおける名医表記はあくまで上記の定義に該当したクリニック・医師に対するサイト上での呼称であり、各医師の実力を優位づけするものではありません。
眼瞼下垂に治療について:眼瞼下垂の程度により治療内容はことなりますが、まぶたが重くなって開きにくくなったまぶたを治療することで、視野を広げ改善する治療法。
眼瞼下垂手術の費用:保険適用であれば、数千円〜数万円程度。自由診療になると20万〜60万程度となり、クリニックによって金額が大きく異なる。
眼瞼下垂の治療期間:2週間程度の腫れ。切開をする治療の場合、術後に抜糸が必要。腫れがきれいにひくまでは数ヶ月程度かかる。
副作用・リスク:左右差、瞼の違和感、内出血、腫れがなかなかひかないなど。また、ドライアイ、瞼が閉じづらくなる可能性もある